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遅い。

NYで三井不動産の大型オフィス開発2棟、

5500億円規模が完成した。

日本企業の海外開発では最大規模。

同社はロンドンでも複数の大型開発に参画。

また、三菱地所はシンガポール、中国は森ビル、

他にも米で東急不動産、フィリピンで野村不動産、等。

(日経10月20日記事より)

 

・・・ああ、またかも。

 

1988年、三菱地所がアメリカ繁栄の象徴、

ロックフェラーセンターをスッ高値で買った

のが、バブルピークの1年前。

 

日本勢、またつかまらなければ良いのだが。

 

大手デベロッパーは、リーマンショックから

立ち直って以降、大型の投資先を国内に

見つけられず苦慮していた。

海外に案件を求め、出て行き、出来上がった頃、

大きなサイクルがちょうど一巡する。

 

不動産、建設等の日本企業の海外開発は、

長期で見ると、失敗の繰り返し、が目立つ。

無理な、無益な競争が背景にある。

ゼネコン、そして大手ハウスメーカーも。

 

歴史が繰り返されようとしている。

私にはそう見える。

 

なぜ繰り返す?ではなく、繰り返すのは

むしろ必然、かもしれない。