· 

これだけは見て欲しいTV番組

株メンターとして、皆さんにこれだけは

見て欲しいと思うTV番組があります。

 

NHK シリーズ「映像の世紀(プレミアム)」

 

今夜も放映予定。

ご覧になったこと、ありますか。

 

運用者として先を見通すことをいつも考え、

何が当てになるかいつも探してきました。

 

「将来を見通す最良の教科書は・・・過去」

「歴史は繰り返す」「温故知新」

 

先を見通すとき、最も役立つ叡智は、歴史です。

 

私もまだまだ勉強不足です。歴史を学ぶことを

これからのライフワークにしなければなりません。

 

歴史を学ぶのに、本に向き合うと時に退屈ですが、

TV番組で学べるとしたら大変ありがたい。

しかも100年前の実際の映像等がリアルに

見ることが出来る。それがこの番組。

本当に貴重です。

 

学校で授業で見るべきだと思います。

ただ、非常に悲惨な映像が出てきます。

(戦争の犠牲者のリアル映像等)

あまりにリアルで本当に目をそむけたくなりますが、

これが我々人類のしてきたことです。

我々現代人は、その貴重な映像を、嫌でも

見る責任があるとさえ思います。

 

第2次世界大戦、独裁者ヒトラーの台頭を許したのは、

ハイパーインフレによるドイツの困窮が原因です。

誰か強い人に救いを求めずにはいられなかった。

なぜ超インフレになったか、それは第1次大戦で

負けたドイツが、モルガン商会(JPモルガン)操る

米大統領によって、多額の賠償金を課せられたからです。

当初大統領は多過ぎる賠償金には反対していた。しかし、

米大統領でも当時の世界の金融を牛耳るモルガンには

逆らえなかったのです。

 

第1次大戦を利用しぼろ儲けした銀行家が、強欲から

さらに大きな戦争を起こした、とも言えるのです。

強欲と金融が合わさると、破滅的な事態を招く。

リーマンショックも戦争ではないですが似た側面がある。

 

この番組を見るまで私はこのことを全く知らなかったです。

一人の銀行家の強欲が結局大戦争までも引き起こす。

いかにも欲に振り回される人間世界らしい姿。

株式市場も、全くもって欲望が振り回す世界の縮図。

 

金融の世界に居て、自己を見失わないよう、人徳を涵養する

ことがいかに大切か、節度を失った欲がどれだけの犠牲を

生むか、この番組から歴史だけでなく、人文学を学ぶ大切さも

学ぶことが出来ます。大人も、もっともっと、学ぶことがある。

 

トランプを始めとする現代の自国主義が、第2次大戦前の世界にも

蔓延していたことなどは、リアルに見て取ることができます。

 

歴史を学ぶ最高の機会です。

今夜だけでなく、必ず、観て下さい、必ず。

 

あ、NHKと私は関係はないです(笑)。