スルガ銀行、新生銀・ノジマと提携発表。
投資用不動産向け融資総額1.8兆円のうち、
不正が疑われる融資が1兆円との報道（日経：画）。
同行の業績の先行きも懸念される。
また、レオパレス創業者深山氏、ついに退任。
帝国崩壊だ。物件稼働率の低迷から、今後
融資の焦げ付きが懸念されよう。
総額2兆円とも言われる。
これら企業を含め、不動産に貸し込んできた
地銀、信金信組に逆風だ。
今まで再三指摘してきたが、不動産市況に
悪影響を及ぼすことが、さらに懸念される。
特に、アパートローンや10億程度以下の
小型物件への融資審査の厳格化が相当に進むだろう。
例えば大東建託などが影響を受け、
3階建て住宅等(アパート・シェアハウスなど)の
建設の減少にもつながるだろう。
Jリートが投資対象とする大型物件の世界では
すぐさま大きな影響は出ないと思う。
また、信用力の高いＪリートが、厳しい融資条件を
銀行から求められるようにはならないと思うが、
これら事象は不動産市況に暗い影を落とすことになる。
何度も言うが、不動産価格の上昇傾向は大きな転換点を
迎えつつあると思う。
ただ、Ｊリート物件の賃貸市況については、
オフィス・住宅・さらに物流物件についても需給タイトで
堅調さは簡単には変わらないとみている。
不動産価格の動きと、賃貸市況の動きには足元違いがある。