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エゴン・シーレ@ウィーン・モダン展

左:「マリア・シュタイナーの肖像」エゴン・シーレ

 

ウィーン・モダン。よく知りません。クリムトやシーレの画を見に行きました。そして、シーレ(エゴン=シーレ)の線、色使いに魅了されました。

シーレは28歳で夭折しました。モディリアーニ、スーラ、マッケのように。最後はスペイン風邪で亡くなったそうです(1918)。無念だったでしょう、惜しい。

 

デッサンの線の力、好きです。マティスのドローイングがいいですが、それ以来の感激でしょうか。そして、色使いの多様さ、巧みさ。藤田嗣治みたいだったりもします。ベーコンを思い起こさせる画もありました。 人間を描く構図のすばらしさ、プロポーションのカッコよさ。手を大きく上手く描き加えています。クリムトが認めた画力。

自画像を沢山描いたそうですが、私には、ひまわりの画も自室の室内の画も、自画像にみえました。

あと、シーレは建物も描きました。これも実にうまい。折り重なるような家々のデッサンなど、・・。

 

クリムトにはあまり興味が沸かない自分にも気づきました。クリムトFANの方(女性に多いそうですが)、スイマセン。私には、女性の妖艶な魅力がビビッと伝わってこないようです。鈍いようで・・(笑)。

シーレの天与の才をもう少し理解できたら。少し気味悪がっていた以前とは大違いの印象でした。