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中国の本気、対ドル7元容認

トランプは、FRBに継続利下げを促すため、

一回景況を悪くするべく関税4弾を示唆した。

もちろん農産物を買わない中国に苛立ったこともあろう。

 

ただ、これに対する中国の反応、対抗策には注意すべきかもしれない。

元の防衛ライン、対ドル7元を今回の米中摩擦勃発後、初めて容認した。

 

中国は、本気で対抗している。引く姿勢を見せない。

 

6月末も中国は何も譲歩しなかった。

(貿易摩擦等で中国は譲歩しない代わりに、トランプに

花を持たせるため彼と金正恩との再会を習近平がセットした

のだろうと私は想像している)

 

資本流出等、多少リスクを伴っても、米から批判されようと、

通貨を安く誘導する構えだ。長期戦・本気、ということだ。

 

これに米もすぐ反応した。

今朝、米財務長官は、中国を為替操作国に認定した。

 

トランプは、自分の力で米中問題を波立たせたり収束させたりし、

株価も自在にコントロールできると思っているのだろうが、

彼の想定を超える策を習近平が打ってくるリスクは無いのだろうか。

 

再選を控えた今後1年は、株価を下げたくないのが彼の本音だろう。

突然関税取りやめ、もあり得るとは思う。

 

ただ、中国の本気が本当に彼を怒らせたら、彼は暴走することはないのか。

対中強硬策が、株価に優先することはないのか。

 

中国が何をして来るかも分からず、読み切れない。