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(上:米30年債金利10年月足 最安値更新)
米中貿易摩擦は関税の応酬だ。
中国の関税引上げに腹を立てたトランプは、
対中関税第3弾2500億ドル分を25→30%に、
第4弾3000億ドル分を10→15%に引き上げると発表した。
米株は下落、米10年金利は再び1.53%まで低下。
ドル円もまた105.4円まで円高となった。
今朝は一時105円を割れている。
週末の日経平均先物は20210円。
ドル円は防波堤の104円後半~105円付近が崩れるかもしれない。
日経平均はPBR1倍の2万円を割れるかもしれない。
トランプの心中は?
株価を壊したくないはずだが、最終的なストーリーは?
習近平も、株価下落は中国経済に打撃と分かっているはずだが、
互いに引く素振りはない。
ところで米10年債金利だが、過去最低は2016年の1.32%。
1.5%割れは2012、2016年の2回しかない。
だが、ここからさらに下落し史上最低を更新するなら、
大きく局面が変化することが考えられる。
ドル円、日本株の居場所が変わることも避けられない。
今日以降、踏みとどまれるか、重要な攻防となる。
米30年債金利は既に、史上最低を今月更新している。(上図)
株式市場が荒れる中、米債へ世界のリスクマネーが集結している。
予断を許さない。