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リスクの目印米10年債、一旦反発

米雇用統計、雇用者数は13万人、予想の16万人を下回ったが株安とならず、金利も大幅下落を免れた。

米ISM景況感指数も製造業は50割れ(49.1)だったが非製造業は56.4と堅調だった。

 

 

世界のリスクの目印、米10年債はようやく一旦下げ止まりとなるかもしれない。

やはり、2012年、16年の2回の1.5%割れの安値を目標に需給で下げてきて、一旦は止まっていい所だ。(上図 米10年債10年)

株は目先戻り歩調で、為替は目先円高に行きにくい。

 

ただ米金利の中期トレンドは、普通に考えれば下落基調だろう。世界の緩和競争はすぐ終わるとも考えづらい。底が抜けていずれ1%方向へ向けて下落するかと思うのだが、ただ、米金利の行方を見通す上で今月17~18日のFOMCが非常に気になる。今回とても重要だ。

 

利下げはあろうが、そこで一旦打ち止め、ではないのか?GDPの8割の米非製造業は堅調なのだ。予防的利下げを継続できるのか。

すると、金利は本格反発に入る。市場の失望・トランプの失望は大きい。

 

市場も彼も、利下げモードへの完全な転換を望んでいる。

株価の戻りも18日まで?の可能性がありうる。

なお、12日はECBもある。今来週で新たな方向が見える。