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ウォーレン氏とトランプ

米次期大統領選の民主党候補で、足元の世論調査政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」が集計結果を発表し、ウォーレン氏(左:26.6%)がバイデン氏(26.4%)をわずかに上回ったとのこと。

 

トランプの策略は成功しているのではないか。

 

強硬左派のウォーレン氏はGAFA解体など経済界から反発を受けやすい主張を繰り返し、バイデンより戦いやすい。

ウクライナ問題では、自分も不人気になるが、バイデンの方が痛手が大きい。

弾劾は、上院での裁判で3分の2の評決が必要。共和党が押さえる上院では、それは難しい。

 

現職大統領は再選時は有利で、選挙になると実際の支持率に+10%程度上乗せされた位の得票が期待できるとも聞く。だから45%程度の支持率があれば再選は可能。

トランプは盤石ではないが(前図)、次期再選の可能性は相対的に高い。

 

これからどんな内部告発でウクライナ問題が深刻化し、米の世論が傾くか、だ。

共和党全体が反トランプにならない限り、再選確率は高めだと思う。トランプ、越えられるか。困った大統領だが、彼が負けたら、高値の株価は維持できないだろう。