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人間の欲が、人間を滅ぼす

人間の最先端を追い求める欲求が、AIという人間を上回る頭脳を持つ存在を作った。

無限に学習を繰りかえすコンピュータに、人知は適わなくなるのか。

 

新技術は必ず人間の欲を満たすために使われる。

そして民族的対立などがあると真っ先に使われる。残念だが、戦争などに。

 

核融合の技術も原爆に使われた。

 

AI搭載の無人ドローン兵器、を知った時、これは問題だと思った。

無尽蔵に高精度な攻撃が、出来るようになる?!

 

遺伝子操作による、新生物の創造、なども問題だ。

どんな生物が勝手に作られるのか?

 

・・・・・

AIに哲学、倫理を学ばせることはできないのか。

 

先進的な技術開発が達成されても、倫理的に問題だから、

その軍事転用や技術開発はやめるべき、と、

倫理AIが開発AIを諭す、とか。

 

・・・ただ、人間を上回る哲学・倫理を修めたAIがもし登場したら、

本当に人間の出る幕は無くなる。人間が不要になる。

 

ロボット研究の世界的権威、石黒先生は、1000年先まで人類は存在できない、と指摘している。

 

人間の欲が人間を超える存在を作り、その結果自らを滅ぼすのもしれない。

 

人間は多くを学んでも、欲を抑制する術(すべ)は学ばない。

 

金融の世界にいるとそれを痛感する、本当に。

何度も同じように欲の塊、バブルを作り、維持不能となるまで膨らまし、破滅的な崩壊で自らを痛めつけてきた。何度も何度も同じ群集心理。

それでも、人間は欲を抑えることを学ばない。

 

抑制は利かない。それが人間だ。

 

意外に、結末がそう遠くないのではないか。AIの進歩は早いので。

 

既にとんでもないものを作ってしまった我々人類は、自身の置かれた危うさにきちんと気付いていないのかもしれない。

 

人生でやりたいことは、多少の犠牲を伴っても、早くやるに限る、と思う。

皆さん、人生を退屈にやり過ごしている場合ではない。

 

・・・年始早々、失礼。