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日本、景気後退へ

日本のGDP、昨年10~12月期は大幅悪化。年率換算―6%超(画:日経)。

10月の消費税・台風、さらには暖冬と散々だった。

 

そして新型肺炎の本格流行。1~3月期も非常に厳しい。

この2週間は、事実上イベント・集会を悉く中止してほしいと

安倍首相が昨日要請した。

 

また今朝には、2度罹る持続感染の例が報告された。

1度罹った患者は免疫が出来て再度罹らない、と思ったが、

このウィルスはそうではないようなのだ。

 

 

経済活動が大幅な自粛モードとなる。

いつになったら再開してよいのか判断するのは難しい。

2週間でこの自粛は終わることができるか。

 

今回の流行は、従来のウィルス流行時とは全く異なる、

過去経験のない影響を経済に与えうると思う。

 

やっとマーケットは、影響の大きさに沿って動き出した。

 

株価は、世界の中央銀行が今後金融緩和をアナウンスすれば、

一旦下げを止めることはできるかもしれない。

しかし実体経済については、日本のような低成長国が、

このような連続パンチを弱っている時に受けると、傷は深くなってしまう。

 

日本は、2四半期連続の前期比マイナスのGDP成長、

つまり景気後退期に入ることになろう。

 

感染拡大の期間が、経済にとっては問題だ。

長くなると、日本経済は腰をボッキリ折られてしまう。

 

この肺炎は、他の低成長国にも厳しい試練だ。

感染の拡大する韓国、イタリアも一大事だ。

 

さらにアメリカの感染拡大の程度も注目だ。