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今後国家として打ち手が無くなる方が心配

財政政策も金融政策も、株に効かない。

米100兆円の財政出動も市場はスルーした。

世界の感染拡大が一巡するまで、株の急落は止まらない。

 

経済で需要は蒸発、一部企業の売上は蒸発。原油も需要減でさらに暴落。

 

 

だが逆に言えば、感染拡大が収まれば株価は止まる。

早く中国のように終息させるべきだ。

 

武漢がなぜ収まってきたか、私見だが集団免疫の効果ではないか。

住民は概ね皆一旦感染し(発病しない人も多いだろうが)、抗体を得て皆に免疫力が

付いたので、街全体が終息しつつあるのではないか。

 

 

メルケル首相は、戦後最大の危機と表現した。

自粛、緊縮、移動制限が、更なる収縮を産む。

有力な対策が見いだせず強烈なデフレスパイラルが発生した

世界大恐慌時と類似しているが、ウィルスは短期で拡散抑止が

可能なことを中国が示している。

 

国家はカネを使い切らない方がいい。過剰な財政出動は不要だ。

カネを過剰にばらまいても感染が収まらねば使わない。

個人と企業が倒れないよう、生活支援・資金繰り支援の手当を拡充すればいい。

 

万一、全く別の大問題(天災など)が急発生したら、国家として打ち手が無くなる。

そう市場に思われることの方が、危険だと思う。

 

本当の暴落は、最後の打ち手が無くなったときに起こる。