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悪化早い!都心オフィス賃貸市況

都心オフィス賃貸市況、悪化のスピードが早い!首都圏5.24%、ついに2月で好不調の境界、5%を越えてきた。

 

5区内訳(左図:三鬼商事)

  • 港区  6.88
  • 渋谷区 5.55
  • 新宿区 5.02
  • 中央区 4.68
  • 千代田区3.85

テレワークの影響は、高額家賃のトップレントビルで

特に大きくなるとの見立てをしていたが、早くも明確になってきた。

 

港区の悪化が特に凄い。港区といえば、非上場の最大手デベ、森ビル、森トラストだ。

虎ノ門ヒルズ周辺の大規模開発、5大開発にとっても、

コロナは最悪のタイミングといえるかもしれない。

(森ビル、森トラスト、ホテルオークラ、新日鉄興和、虎の門病院)

 

渋谷もコロナ前は賃料が急激に上昇してきたが、一気に反転した。

渋谷好きだったIT系の若い経営者たちは、都心回帰が都心回避へトレンド変化したと見るや、手のひらを返したように職場の立地も早速見直す。渋谷駅周辺の大規模再開発などは、事業採算の目線が狂い、開発業者は大いに慌てているだろう。

  

丸の内・大手町にはまだ大きな影響がないようだが、今後は焦点となろう。 

 

 

オフィスリートは予断を許さない。今年度末での解約は急増するはずだ。

賃下げ要求も今後本格化する。コロナ禍の影響は、まだこれからだ。