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悪化止まる都心オフィス市況 Jリート!

三鬼商事発表の11月都心オフィス空室率、21か月ぶりに上昇が止まった。

コロナ後から続いていた賃貸市況の悪化が初めて一旦止まった。

 

先月からその兆しはあった。

都心5区のうち、渋谷区、港区は先月既に空室率が前月比で下落していた。

今月は、新宿、渋谷区、港区で空室率が低下、千代田区は横ばい、

先々月微減だった中央区だけが微増した。(上図:三鬼商事。株メンター)

 

募集賃料に対し空室率は先行する。

今後賃料下落が止まるか、見ものだ。

足元、下落傾向の勢いに変化はみられない。

 

テレワーク化は、高額家賃のオフィスほど進みやすいはずで、

都心オフィスの賃料は影響を受けやすい。

 

コロナ後の賃料が下げ止まるのは簡単ではないと個人的には思う。

今後は平均賃料に注目。

 

ただ、投資口価格は悪材料一巡で下値固めとなるかもしれない。

インフレ時代、不動産である実物資産の代替投資先として、投資魅力は高い。

Jリートはインフレヘッジの有力な手段となり得る。