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欧のインフレ津波はこれから!

ユーロ圏の10月CPIは10.7%。(上図)

過去最大の伸び率を6か月連続で更新。(NHK)

 

各国内訳は、

イタリア12.8%

ドイツ11.6%(下図)

スペインが7.3%

フランスが7.1%、等。

 

ドイツの50年間のCPIをみると(下図)、10%超の水準がいかに異常な高さか

がよく分かる。1970-80代のオイルショック時を軽々と越えている。

 

米のCPIはオイルショック時は14%超まで上昇、まだこれは越えていない。

 

高騰の原因であるエネルギー価格に上限を設定する措置が

各国で採られることで,欧のCPIは伸びが鈍るとの見方もあるようだが

予断を許さない状況だ。

 

ユーロ圏のPPI(生産者物価指数)は前年比+40%を越える超異常な急騰ぶり。

価格転嫁によるCPIの上昇はさらに続く。英CPIは今冬+20%との試算もあると聞く。

 

欧のインフレ津波は、まだこれから。

ECBはどうやってこのインフレを抑えるつもりか。

どう事態を収拾するつもりか。

 

ラガルド氏よ、すでにもう、手遅れではないのか。