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“米物価2%へ?” 急低下するわけない!

米物価の将来予想の画が日経に掲載。

(画:出所:米労働省、ロイター調査)

 

何、この画??

ピークアウトしたかどうかが問題なのではない。

注目は今後の下がり方。

 

将来、8%の米CPIは2年後に2%に向けて急低下するとの画。

なぜ、コロナ前の元の水準に戻ることが可能なのか??

なぜ、このように一気に下げる画なのか。

米労働省は、今後の願望、なって欲しい姿を描いているだけではないか。

 

ここが、米政府の期待と、私の見通しの全く異なる点。

恐らく株式市場も、この画のように期待しているようだ。

 

2%へ向け下がるなど有り得ない。

もうデフレ時代ではないのだ。

これが、市場がミスリードする理由、のようだ。

 

米CPIは5%程度までしか、下がらないと私は考える。

それが、再三指摘する、「インフレ時代」の意味だ。

時代が変わった、ということ。

元には決して戻らないということだ。

物価のトレンドは一旦大きく変わると、すぐ元には戻れない。

 

インフレマインド、集団心理により、インフレは徐々に加速して

しまうのが通常の姿なのだ。

「値上がりの前に買っておきたい」

この、慌てる心理が、需要の先食いによりインフレを加速させる。

 

 

この図のようなミスリード、を認識した時 市場は一気に転換する。