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'22.12 FOMC 2023年+0.75%で済むのか

12月FOMCで予想通り+0.5%の利上げ。

FF金利は4.25~4.5%に。

 

またFF金利上限は2023年、5.0~5.25%まで、ということだ。(前表)

 

FRBは来年+0.75%利上げを見込むが、それで済むのか。

ちなみに24年末は4.0~4.25%に低下、つまり24年中に1%下げるつもりだ。

 

住宅、自動車など、財のインフレは一旦概ね収束している。

ガソリン他エネルギー価格も足元落ち着いているが、

サービスのインフレ、つまり賃金と家賃は収まる気配がない。(上図;テレ東)

さらに食料品も10%ペースの上昇が続いている。

 

 

賃金と家賃は足元でそれぞれ、年+5%、+6%程度の上昇ペースだ。

高い伸びではないかもしれないが、下がりにくい。粘着性が高い。

 

物価上昇のドライバはシフトしている。

エネルギー価格も冬の需要や戦争次第で変化する。

 

米CPIは、ピークアウトはしただろうが、目標の2%に向けて下がるとは、とても期待できない。

CPIは全体として、年5~6%の伸びを下回るのは当面難しいとみている。

 

過去の経験則では、FF金利も同程度、あるいはそれ以上上げないと、

インフレ退治は難しいようだ。