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(続)バフェット 「円高&資源インフレへ?!」

今回の訪日、日本株買いについてもう一言。

「実に、理に適っているのではないか。」

 

なぜ今か。

 

バフェットは、円高になると思っているのでは?!

そして今、日本の金利は世界最低水準、最も低コストだ。

さらにバフェットは以前から伝えている通り、

近年インフレ、資源高を予想し米石油関連銘柄を近年買っている。

5大商社株も買い始めたのは2019年、インフレ直前の底値だ。

 

感心するのは、昨日も指摘した通り、このタイミングの精度の高さ、なのだ。

2023年04月11日 - バフェット、日本株に強気!

 

つまり察するに、彼の今後のファンダメンタルズ見通しは以下ではないか。

  • ドル安円高
  • 日本の低金利継続
  • 資源インフレ持続

この3条件イコール、ずばり日本の5大商社株、なのだ!

しかない!(笑)

 

5大商社は全て7.4%保有、最大で9.9%まで今後買い増す可能性があり、

また「売ることを考えていない(日経)」とのこと。

 

こう考えると、やはりバフェットは、

個別銘柄だけでなく、市場環境の分析にも非常に長けていると考えざるを得ない。

銘柄だけでなく投資タイミングが的確、ベストなのだ。

 

他人には「ファンダメンタルズに気を取られず銘柄を調べることに専念せよ」

と言っているが。

 

バフェットの金融環境の分析法、聞いてみたい。

彼はファンダメンタルズ見通し、株式市場見通しについては、一切発言しない。

 

 

※上表はサイト「トウシル」石原順氏のまとめた、バークシャーハサウェイの直近保有明細。参考まで。