グリーンスパン元FRB議長が、100歳で大往生を遂げた。
1987年以降、18年にわたりFRB議長を務め、マエストロと呼ばれた。
長期にわたり低金利政策を維持し、現アメリカの株価依存経済を作りだしたともいわれる。
ただ、
私は彼は圧倒的な賢人で、歴代で最も優れたFRB議長、だと思っている。
物価・雇用を安定させた上で景気後退を未然に防ぐための
最良の金融政策運営が、結果金融緩和の長期化を招いた
のだろう。
彼のこの政策を批判する人も少なくないが、
もし仮にそうしなければ、今頃アメリカ経済は、大きく
低迷していたか、あるいは今よりも巨額の財政赤字に
苦しむことになっていただろう。
通貨をプリントしばらまくことで
基軸通貨国が赤字まみれになってゆくのは、
毎度繰り返されてきたことであり、
誰がFRBを運営しても大差なかったであろう。
パウエルに、彼の爪のあかを煎じて飲ませたかった(笑)。
雲泥の差、というか、比較することすらグリーンスパン氏に失礼だ。
さて、新議長ウォーシュ氏はどうか。
物価の重要性を深く認識しており、
パウエルよりマシな分だけ、
パウエルがばらまき過ぎたドルを
市中から回収する引き締め政策に
大きく転換しそうにみえる。
彼が米株バブルで余計に膨らんだ経済を元に戻し、
アメリカの実力を白日の下に晒すかもしれない。
