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食事の器 2 白磁

毎日使う食器に、愛着を感じるようになった。

殆ど趣味の世界。

色々なものを使い、そのバラエティを楽しんでいる。

大切な器も、飾っておいては宝の持ち腐れ。

割れることを恐れずどんどん使うようにしている。

 

最近磁器、白磁に惹かれる。

といってもよく知らない。

青白い白、透き通るような透明感のある白

が魅力。それだけだ。

 

白い食器と言っても、いろんな白がある。

食べ物を乗せるのに最も相応しい白とは、

わずかにクリーム色に近い白が良い、と

きいたこともある。

NIKKOというメーカーの食器がその色だ。

 

だが、私は、それよりも青白い白、が好きだ。

青白い透明感、肌に奥行きを感じる白が美しい。

 

ある展覧会で白磁の作陶家の作品に出会った。

副島さんという方の器。気に入った茶碗を買った。

品のある模様が優しく美しい。

やや大きめ、当然1点物だ。

(画:愛用の作陶家副島氏の1点物の茶碗。

どんぶりみたいに見えますが、大きくないです。

模様を接写しようと・・・写真、難しいです)

 

最初使えず、飾っていたが、

「使われてこそ、食器だ」と思い直し、

勇気をもって使い始めた(笑)。

 

美しい白磁の器に、炊き立ての白米、

それだけでご馳走です。

白に白だから、互いが引き立つ。

 

日々の小さな愉しみ、大切にしたい。