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世界一の住宅価格、と言われる香港。
オフィス賃料もアジアでは断トツの高さ(上画:「アジア・オフィスプライス・インデックス」大和不動産鑑定)。
ただ、米中摩擦で景気減速、さらに、対中の政治問題が緊迫化して大規模デモも頻発、経済には大きな影響が出始めており、シンガポール同様GDPはリーマン以来の低成長に沈む(前掲グラフ、日経)。
高過ぎた不動産価格にも影響が出ることが想定される。世界一の住宅価格は既に昨年からピークアウトしているとの報道もある(WSJ)。
長期の世界的金融緩和は世界の不動産を押し上げてきて、さらに今後も米欧等で緩和は進むとみられているが、足元の経済の減速がそのプラス効果を打ち消し、今後は世界的な不動産価格の上昇を阻むのではないか。香港はその象徴となるかもしれない。
金融緩和は万能か、株価同様不動産の場合でもその効果が今後試される。