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Jリート、大台2000ポイントを越えても上昇は続き、足元でその勢いが急に加速し始めた。
いよいよイールドハンティングの資金流入が加速するモードに入った感だ。この動き方になると、勢いよく上昇した後、遠くない時期に天井を付けることになるかもしれない。
2007年の高値形成時と似たような動き、ということだ。
つまりここから急騰することになれば、それは逆に将来の終わりの合図ともなり得る。
ここからの上昇の仕方が重要だ。
急騰なら、値幅は出るが相場は長持ちしない。大天井を付けることになる。
一方で緩やかな上げペースを守れれば、始まったばかりの世界の金融緩和競争、の終盤までJリートも上昇を続けられる可能性がある。
どちらだろうか。
上げに勢いがつくと、止められない。
米10年債金利の低下でJリートの上昇は加速しているとみられるので、これ次第だと思う。(上図、米債10年)
米10年債金利の史上最低は、2016年7月、1.36%。
既に足元で1.5%割れまで突入した。
米金利が落ち着かない限り、上げの勢いは鈍化しない。
しかし、米金利が下げ止まれば、Jリートの上昇は止まるかもしれない。
ただ、需給の勢いで、米金利は史上最低を更新することもあり得る。
そうなれば、Jリートは急騰し最大の売りチャンス、となる。
ここから大きく上昇、となれば、一旦売ってキャッシュで待つのがよかろう。
さすがに乗り換え銘柄も、なかなか見つけにくい。
市場が落ち着いてから買い下がればよい。
米債に注目だ。