国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が半導体装置の世界販売見通しを発表した。
2018年 644億ドル
2019年 576億ドル -10.5%
2020年 608億ドル +5.5%
2021年 668億ドル +9.8%
在庫調整が20年前半まで続くメモリーは投資の立ち上がりが遅れ、一方
ロジック半導体向けの設備投資が堅調。
スマートフォンやデータセンターなどに使うNAND型メモリーは
20年前半に投資が回復する見通しとのこと。
特に5G向け投資(基地局・スマホ向け)が21年に向け需要を牽引するはずだ。
中国は本気でデジタル覇権を狙っているはずで、そのためにも
5G投資の攻勢を今後仕掛けてくるだろう。
振幅の大きい半導体需要だが、19年の落ち込みは相対的に小さめだった。
多少の曲折はあるものの市場の拡大は中期的に続くのだろう。
半導体産業が、来年へ向けての景気回復のドライバとなって欲しいところだ。