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言うことを聞かない大統領・国民

アメリカ、コロナ感染者はまだ、ピークアウトとは言えない。

クオモ知事がリーダーシップを執るNYでは収束に向かっている(図左)が、

他の米を集計すると、未だ収束しているとはいえない。

というか、増加が続いている。(図の右)

 

これで、どうして封鎖解除なのか。

 

トランプは2次感染リスク大、との医療専門家の忠告に対立し、彼を批判。

強引に経済再開を推進。

言うことを聞かない大統領の態度は支持率を下げる。

これで、感染再拡大となったら、完全に再選の望みは絶たれる。

 

また、国民のストレスもピークだ。

封鎖を続ける自治体への抗議も、スゴイようだ。

感染予防を呼びかけた店員を射殺する輩も米にはいる。

 

大統領も国民も、言うことを聞かない。

これでは感染対策はできない。

困った国だ。

 

感染再発は株価の暴落を意味する。

すると、この国は立ち直れない打撃を食らうことは確実だ。

 

30年以上の長過ぎる株価上昇により、

国・企業・個人の借金、そして人心までもが、

あまりに膨らみ切っている。

そして、経済が、社会が株価上昇に依存し過ぎている。

 

第1次大戦以降100年続いたアメリカの覇権が、

コロナを契機に完全に失われるかもしれない。

 

アメリカの凋落は遠くない。