今年投資を始めた人が昨年比倍増、との
日経マネーアンケート結果が公表された。
新投資家、世代別では
30歳台35%、
40歳台27%、
20歳台20%、と
約8割が20～40台だそうだ。
始めた理由は
「老後のため」と「儲けたい」がともに50%近いらしい。
そして何を買ったか、投資先は図の通り。
日本株と先進国株だ。
コロナで下げたから、が主な理由のようだ。
壮年層というより若年層に投資意欲が高いのは
大変結構なことだ。
是非、若めの頃から投資を学び、投資になじんで欲しい。
ただ、今は相当にイレギュラーな下げとイレギュラーな戻りの局面だ。
コロナ後の上昇相場でもし儲けることが出来ていたら、
上手く利食って逃げて欲しい。
今は長期保有する玉を仕込む時期では決してない。
それは、まだまだ先のことだ。
今株を持っている人は、上手に一旦売り抜けて欲しい。
上昇相場が長期的に続くと想定すべきではない。
難しいが、できるだろうか。
さらなる上昇も、一転暴落も、今はありうる。
バブルとコロナの綱引きだ。どう転ぶかは不透明だ。
ただ、ここで急落して損を抱えると、将来来る大きなチャンスに乗れなくなる。
新投資家が痛んでしまわないことを切に願う。
私が新投資家からこれからどうするか聞かれたら、
「目先もっと上がるかもしれないが、今はやめよう」
とアドバイスする。