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見通しを当てた人は何を学んだか

「市場見通しは、当てた人に聞くこと」とは、私の口癖。

世間にはニセモノも多い。

 

では見通しが当たる人、当てた人は誰か。

以下の人物を思いついた。

 

Eトッド(上)、篠原三代平(景気循環論の経済学者)、

ソロス、ジム・ロジャーズ、ラビ・バトラ

最近では、吉野彰、エミン・ユルマズ(上右)

 

これら賢人の見通しが当たる根拠には、1つの共通した特徴がある。

歴史を学び、歴史を学ぶ価値を理解し、歴史から将来を見通していることだ。

将来を見通せる人、当てたと言われる人の中で、歴史を重視しない人は誰もいない。

そして全員、歴史を学ぶよう周囲に勧めている。

 

チャート分析もある意味、株価の歴史的分析、と言える。

グラフなので、「歴史は繰り返す」など、

過去がビジュアル的に明快に分かる所がとても良い。

 

先のことを考える際には、過去を学ぶことほど役立つことはない。

今の経済状況は過去からの経緯を経て成り立っており、

決して不連続ではない。必ず過去から順に理解せねば、分かるはずない。

 

ちなみに、トッド、ジムロジャーズ、そしてソロスらは、いずれも

哲学・倫理も歴史同様学ぶことを指摘している。

価値観やその変化、も市場の価格形成、すなわち人間の心理を知る上で重要だからだろう。

 

私も、さらにもっともっと歴史を学ぶことを、ライフワークとしてゆきたい。

 

あ、そういえば私の大学時代のゼミは、産業史、だった、そういえば(大笑)。

いかに、キャンパスで学んでなかったか。(失笑)

三田にラーメン食べに行ってました、失礼。(大失笑)

 

私が学びの本当の価値を知ったのは、社会人になってから。

調査部立ち上げの経験と大和総研での約1年の研修で、です。

そして歴史の価値を知ったのは、さらにその後です。