【左上:Amazon、右上:Apple 5/4引け株価】
先月末の決算、GAFAは予想通り、いや予想を上回る内容だった。
純利益は前年比で2倍、3倍の伸びだ。(前図)
特に月末のAmazon決算、3.2倍の大増益。
しかし株価は発表当日、引けてみればわずかに下落。
さらに昨日は、GAFA株が揃って下落。
NASDAQー260ドルに対し、ダウは+20ドル。
ここまでのGAFA株の冷たい反応は、なぜなのか。
私の経験で思い出す相場がある。1993か1994年のことだと思う。
上昇を続けていた好業績株が、好調な業績の発表後、下げ始めたのだ。
単純に、よく上げた銘柄ほどよく下がる相場だった。今のGAFAとよく似ている。
あの時は、下げ始めた銘柄はその後戻れなかった。
成長株から割安株に物色がスイッチする際に、このような相場は以前もあった。
最近相場を始めた人は割安株の相場は見たことがないだろうが、
20年以上前は、成長⇔割安のスイッチは今より頻繁だった。
株価は常に業績連動、ではないことを示す好例だ。
株価を支配するのは最後は金利。
金利上昇は高PERを許してくれない。
高PER銘柄や今まで大きく上げた銘柄に売りがかさむ。
今後の金利次第だが、私ならGAFAを追いかけるのは止めにする。
もちろんGAFAの好業績は今後も続くだろうが。
株価は業績だけでは決まらない。