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抽象画の魅力 @国立新美術館

画をよく観に行く。

 

今、乃木坂の国立新美術館で

李禹煥(リー・ウーファン)展(~11/7)、と

ルートヴィヒ美術館展(~9/26)が開催中。

 

もちろん、両方とも観てきた。

 

 

リー先生、おなじみだ。御年86歳!

 

今回の作品展は、珍しくご自身の意向ほぼ100%で

企画・展示されているそうだ。

 

その場で創作もしている、壁に直接ペイントしている。

国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、などからも作品を

集めている。私は既にそこで観ている。

 

 

作品への余計な説明書きは、無い。

さすが先生、「感じ取れ、自分の感性で、自分流に」ということだろう。

 

何が表現されているか。

リズム、時間、反復、永遠の営み、無意味、・・・

諸行無常、生々流転、などだろうか。

 

私の頭の中には、鑑賞しながら坂本龍一「美貌の青空」が

繰り返し流れていた。画との相性がいい。

 

何度も観て、やっと少し李禹煥が鑑賞できるようになった気がする。

・・気がする、だけか(笑)。

 

 

ルードヴィヒ美術館展。

表紙に使われているマレーヴィチ、今回1枚しか来日してないが、

私は大ファンだ。

 

アムステルダムの市立近代美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)に

彼の大コレクションがある。

3回、観に行った。最愛のモンドリアンもあり、最高な美術館だ。

レンブラント「夜警」の美術館の、隣の美術館。

Amsterdam、最高の街だ。

 

色の四角が並んでるだけなので、誰でも真似できそう?いやいや(笑)。

Airplane という作品があるが、確かに飛行機・・?!(笑)。(最上:quizlet)

(上 下段は自写 composition)

 

 

なぜ抽象画なのか。

 

そぎ落とした本質、だけが描いてあるからだろう。

シンプル、は強い。

 

捨象の美。

 

画に集中し、私は空(から)になる。