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命綱の中国とインド、両方から袖にされたプーチン

上海協力機構で、プーチンと習近平の会談が行われた。

放映された2人の握手、見た方もいると思う。

思わず、笑った。

 

プーチンは、習近平が嫌がる表情を放映されないよう、握手で出した手を

一瞬握りすぐに引っ込めた。本当は3秒ほど握りしめていたかったはずだ。

今回習近平は、プーチンとの2ショットの写真も撮られたくなかったらしい。

 

習近平、プーチンにご立腹。

今年は共産党大会、コロナに加えウクライナ侵攻で経済はボロボロだ。

なんで5年に1度、3期目の超重要な共産党大会の今年に、ということだ。

 

おかげで西側の協力体制を見せつけられ、台湾にも侵攻しづらくなった。

 

 

戦況においても東部でロシアは劣勢になってきた。

軍事大国ロシアの面目が丸つぶれだ。

インドはロシアの兵器を買わなくなるかも。 

ロシア製では戦えないことが露呈してしまった。

 

さらにそのインドからキツーい一言。 

モディ首相から直接「今は戦争の時代ではない。」

と目の前で諭(さと)されたのだ。(写真)

 

 

ここで戦況挽回のため核を使ったら、完全に中国、インドとの縁は切れる、

と今回プーチンは明確に悟ったはずだ。

 

中国とインドは今、ロシアの命綱。

その両方から今回見事に袖にされたプーチン。

 

 

ブリンケン米国務長官は「”停戦に向け”出来るだけ有利に戦況を持ってゆく」

と直近の会見で答えている。

 

プーチンは生きている限りウクライナを諦めはしないだろうが、

一旦は停戦を選択せざるを得なくなりそうだ、と米はみているのではないか。