
習近平は、2018年に”主席は2期10年”という
鄧小平の作った任期のルールを壊した。
いよいよ前例無き3期目の5年を開始した。
人事抗争で、胡錦涛派などが中枢に残るか、とも言われていたが、
23日明らかになった最高指導部人事では、前主席派閥メンバーが消え、
完全に習近平派閥一色、しかも自分の側近たちで固められた。(表:日経)
懸念されていた通り、完全な”習独裁”の体制が確立した。
今後はある意味やりたい放題。
共産党による統制、その統制に基づく安全、が第一だ。
民間企業による経済成長促進は、統制を阻害するものであり、
習近平は民間活力をむしろ恐れている。
改革開放、成長重視の政策は完全に方向転換だ。
共同富裕とは、民間企業はでしゃばるな、ということ。
中国はもう、大きく経済成長しない。
そして、強国化だ。
成長より統制、そして共産党による強国化=台湾の一体化、だ。
習近平が台湾統一を諦めることは決して無い。
実績の無い習の目論む最大の実績作りが台湾統一。
中国に加えロシア、北朝鮮、イラン・中東、・・
世界各国の権威主義化が進む。時代の流れが止まらない。