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米債務上限問題で、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が折り合いをつけるべく協議を重ねているが、決まらない。
ある意味、毎度の民主対共和の政治ショーなのだが、今回の問題は、マッカーシーが妥協案を出すことが出来ない点にある。
妥協すると即、彼のクビが飛ぶからだ。
それほど彼は共和党内で不安定な地位なのだ。
今回はバイデンが折れるしかない。
そしてさらに、2人の話し合いの決着、だけでは終わらない。
その後、議案を上下両院で採決し、通過させねばならない。
共和党にはバイデン財政に反対する強硬派は多い。
バイデンが妥協案を出して採決に臨んでも、反対票を投じる
共和党議員は相当数いるのではないか。
Xデーと言われる6月1日に間に合うように採決が終わるには、
今週内には2人の話し合いは決着しないと間に合わないとの観測もある。
これから、ヤマ場を迎える。週末以降、油断は禁物だ。
私は楽観していない。