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いつもと違う10月

10月相場、高金利の米株は下げて当然だが、日本株も急落した。

2日、3日の下げ方はきつく、4日はもっとヒドかった!

例年は9月までが弱く、アク抜けする下旬から10月にかけて

戻ることも多かったが。

 

米金利上昇は多少影響するだろうが、下げねばならないのは米株で、

日本株がこれほど大きな影響は受けるとは。

 

海外勢に加え、信託銀行勘定が9月下旬から大量に売り越した。

(今週の売り主体は詳細まだ不明)

 

また、よく分からないが、下期の”期初”特有の売買も影響したか。

4月初には、それまで相場が強かった場合、

年金や信託・生保など大手の機関投資家が

期の最初に大量の利食い売りを出して

その期の予定売却益を早速確保したりリバランスすることがよくある。

 

今年の日本株は、配当取りで9月下旬まで高かったため、

10月に大手が一斉に売りを出したか。

今までよく上昇してきたバリュー銘柄が、配当狙い後の反動安と合わさり

直近上げた銘柄ほど急落した。

 

 

なんか、10月の下げ相場、昔を思いだす。

2000年以前は、9月に続き10月も弱い月だった。

1987年ブラックマンデーは10月。

 

 

もしかすると、

今後のバリュー相場時代では、この10月安、のリズムが普通になるかもしれない。

 

 

金利が急騰しているのにまだ高い米株、が気になる。

米株が天井を打ったことは既にお伝えした。

2023年09月26日 - 答:ローソク足の読み方 NASDAQ/SP500日足

 

共和党、マッカーシー下院議長が更迭された。

来月また米では、財政の崖、が到来する。

 

議長不在では、共和党の意見はまとまらず崖は越えられない。

これから、債務上限問題の時と同様な緊張が走ることになり兼ねない。

新議長は決まるのか。トランプでさえ、呆れている。

 

今月、要注意だ。まずは今晩雇用統計。