やはり米インフレは、簡単には収まらない。
久しぶりのビックサプライズ!!
再三今まで指摘してきた通りだ!
2日発表の米雇用統計、失業率は3.7%と低いまま。雇用は強い。
だがさらに注目なのが、平均時給だ。(図)
前年比4.5%の伸び!
グラフで分かる通り、2022年から低下基調が続き
4%を割れそうになったが、先月4.1%に続き、
反発して伸びが加速している。
簡単に4%以下にはなれないのだ。
ついに、インフレ減速の限界が、明確にエビデンスとして
見えてきた!
これで早期利下げシナリオは消えた。
今年5~6回の利下げなど、夢物語。
株式市場、債券市場の過大な期待が、間違っていることを
今回の雇用統計は明確に示した形だ。
非農業部門雇用者数も予想18.5万→が実績35万人だ。
これも、非常に強い。
これには、パウエルもびっくり、だろう。
金利は上がり、ハイテク株安だ。
株、債券を買いたい投資家のポジショントークで
勝手に作り上げられた過大な期待が、やっと正される。
この再三のポジショントーク、極めて不快だった。
やっと、株式市場、債券市場の余計なバブルが弾ける。
決算など、軽く吹き飛ばすだろう。
今日の雇用統計は、インフレに対し完全に油断してきた市場にとって、
大きな転機になる可能性がある。
それほどのインパクトだ!