過度な米利下げに期待し、米株は昨年ノウテンキに上げてきた。
ただ、期待し過ぎだ。
インフレが再燃すれば、期待は簡単に吹き飛び、ひとたまりもない。
長期金利上昇、ハイテク株ほど急落リスクが高い。
今年は以前予告した通り、もう暖冬じゃない。
23、24年と暖冬続きで、燃料価格が下がりラッキーだったが
今年は違いそうだ。
「米国の中部および東部で今月に厳しい寒波が到来すると予想され、気温は平年を11度下回る時もあるとみられている。(中略) 民間予報会社コモディティ・ウェザー・グループによると、来週にはオハイオ渓谷とミズーリ州北部を中心に寒波の最悪期が到来。翌週には南と東に広がり、ミシシッピ、サウスカロライナ、フロリダの各州で異例の低温に見舞われる可能性が高いと予想されている。(3日;bloomberg)」
国際商品市況を反映するCRB指数。(上20年月足、下2年週足)
満を持して、3年ぶりにこの年末年始で上放れ!である。
これぞ、インフレ再燃のサイン。ついに、きた。
極めて重要で象徴的な動きだ。
注目は、コロナ後の爆騰の後、ここ2年低位で
落ち着いていた「LNG」だ。(下、3年週足)
ロシアと独のガスパイプラインが途絶えて以降、
ウクライナ戦争もからみ、欧への供給はいまだ非常に不安定だ。
ジワジワと今も上昇中。
いい加減、夢から醒めよ、アメリカ人。
米の利下げ、今年はもう無理ではないか。
パウエルもひどいが、この高値をまだ買い上がろうとする
アメリカ人もクレージーの度が過ぎる。
GSもJPも、皆そうだ。
愚かを通り越し、哀れである。
JPのCEOダイモンも、個人の意見はハウスビューとは全く違う意見だ。
金利は大きく上昇するとの意見を変えてない。
覚悟の1年、始まる。