· 

クラッシュに耐えられなかったトランプ

トランプ、関税を90日延期、との報道で米株が急騰。

 

90日延期プランは、やはりそもそも存在したのだろう。

メディアにすっぱ抜かれたので、一旦否定したが。

 

 

 

トランプは、マーケットのクラッシュに耐えられなかったと思われる。

株の暴落に加え、米債市場が気になったのではないか。

 

 

今週に入り、世界からの特に中国からの米債売りを浴び、

米長期金利が上昇、しかしドルは下落していた。

 

 

「金利上昇、しかし通貨下落」これがポイントだ。

 

 

これは、アメリカから全資金が逃げる売、である。

通貨、株、債券安のトリプル安、だ。

 

 

マーケットを良く知るベッセント財務長官がこれにビビり、

トランプに助言したのではないか。

まあ、トランプも市場のことはわかるので、自分で気づいたか。

 

 

ただ、今回の関税は、秋にも計画している減税、の財源でもある。

トランプも、税収がとにかく欲しい。

関税をただの脅し、に留めることはできないのだ。

 

 

懸念は続くものの、一旦悪材料出尽くし、市場に底が入ったと言えそうだ。

 

 

今後ハードデータは、物価・雇用等次々悪い数値が発表されるだろうが、

特に日本株は、マーケットの下値を切り下げる可能性は低いと思う。

 

理想売り、の段階が、市場は最もよく下げるからだ。

悪くとも、数値が出れば、市場は”分からない”という不安からは

逃れられるからだ。

 

 

なにより、トランプがやっぱりマーケットを非常に気にしており、

 

暴落したら方針変更もする、気持ちがあることが分かった点が、大きい(笑)。