
世界最高の株式投資家、ウォーレンバフェット、ついに引退!
今年末でバークシャー・ハサウェイのCEOを辞するとのこと。会長職には留まる意向。
バークシャー株は発表後やはり下がった。
非常に残念だ。
94歳まで、よくぞ市場を牽引し投資家の期待に応え、最前線で戦ってくれた。
この偉大さには、元運用者として感動と感謝、しかない。
最前線を張り続けることが、どれほど厳しいか。
投資スタイル、そして市場見通しも
常に教えてもらってきた。
シンプルに、何より
「相場・銘柄が当たる」ことが凄い。
日本の総合商社はあと50年持ち続ける、ともコメントしてくれたそうだ。
不世出の偉人である。
同時代を生きることが出来たことが幸運、である。
ただ、やや気になることもある。
なぜ今引退か、ということだ。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターを
率いたレイ・ダリオも2022年に70歳台で引退。
バフェットは超高齢ではあるが、健康問題等は聞いたことが無い。
昨年9月には、ポジションの半分以上をキャッシュにしている。
超、異常事態だ。つまり、
「(日本の商社などは除き)割高な銘柄ばかりで、
買えるものがどこにも無い!」ということだ。
そして今年に入り、投資家に向けて、唐突に
「間違えた」と謝罪したりしていた。
・・・つまり、相場が大きく崩壊する前に、引退する
考えなのではないか、ということだ。
レイ・ダリオは、引退後の著書で
米の時代、ドルの時代の終焉を
サイクル論から明確に提示している。
バフェットも、引退したら
投資論を本にまとめ、後世に遺してくれないだろうか。
長い間、お疲れ様でした、ありがとうございました。