
PEファンド(プライベートエクイティファンド)、をご存知だろうか。
非上場企業の(また、上場企業を買収し非上場化させて)株式を取得し、その企業価値を高めた後に売却して利益を得ることを目的とした投資ファンドだ。
PEファンドの「御三家」とは、ブラックストーン、カーライル、KKR。100兆円規模の資産を持つと言われる超巨大ファンドたちだ。
例えば、KKRは西友株等を持ち、またJ-REITのスポンサーでもある。
これらファンドによる買収金額は、今年既に前年を越えたとの報道(図:日経)。
LVMHまでもが、日本企業をターゲットにしたPEファンドを組成するとのこと。
なぜ、これら超巨大プレーヤーが大挙して日本企業を買いに来るのか。
円安でお買い得だから、もあろうが、
やはり元々の日本企業の市場での評価が低い、つまり
株価が割安だから、だろう。
経営を立て直し再上場させれば、数倍のリターンをも狙える
との見立てで今、彼らは日本企業を買い漁っているのだ。
日本株には、世界の超巨大ファンドが大挙して群がる理由がある。
この動きも、日本株は買いだと私がみている理由の1つだ。
彼らこそ、企業評価のプロ中のプロ、だからだ。
儲からない所には、決して投資しない。