中東戦争、戦線激化は茶番?!
24日朝、トランプはSNSにイスラエルとイランは停戦、と投稿した。
イスラエル大攻撃の後、米がイラン主要核施設に
地下貫通爆弾「バンカーバスター」
を落とした。
それを受けイランはカタールの米軍施設にもミサイル攻撃を仕掛けたが、
事前に米に連絡していたとのこと。
そして今回トランプが、突如「停戦!」と。
今朝のblombergでは、
「米国のイラン空爆、原子炉への攻撃を意図的に回避-衛星写真が示唆」
との報道もある。
「バンカーバスター」は、はったり、ということだ。
つまり、(米とイランは)実際は停戦したいので、
互いに報復を一応した形を取り、互いの国内強硬派に対する面子を保つ形をとった、
ということではないか。
平和主義者を味方に今回大統領に再選したトランプは、中間選挙に向け
戦争は続けたくない。
一方のイランは、長い経済制裁で経済は疲弊し、また国内の政権は不安定で、
かつ今回のイスラエルの攻撃が的確だったこともあり、
対戦能力がさらに大きく劣化したので、要は「もう戦える状態にない」ということかもしれない。
これで本当に停戦、となるか。
ただ、米とイランが戦争をしたくないのは明白だ。
問題はイスラエル。
ネタニヤフは戦争することで人気を保っている。
戦争を続けないと、首相の座を追われる。
仲違いしたトランプが、上手にネタニヤフとの関係を回復するか、がポイントだ。
ネタニヤフの国内の人気が保てれば、彼も戦争を止めるだろう。
トランプよ、上手に対話だ、来年の中間選挙に向けて。
トランプの利害を考えると、その可能性はある。