
8月初は、非常に危険だ。月が変わると、突如として市場が崩れることが、よくある。
昨年も指摘したが、また今年もか?!
8月の雇用統計、昨年は暴落のきっかけとなった。
今回は、
失業率は予想通り4.2e→4.2%だが
非農業部門雇用者数が10.6万e→7.6万人
平均時給は+3.8e→3.9%。
また、前月分の非農業部門雇用者数が、14.7→1.4万人と大幅に下方改訂された!
1/10である!ヒドイ改訂だ。
雇用者数の弱さや、インフレへの悪影響が懸念される数値となった。
市場はドル安円高、米金利低下で反応、
株も寄りから下げ、ダウ650ドル安、NASDAQ450ドル安。
さらに注目のISM製造業指数。
事前予想49.5→48.0で着地。(上図)
好不調の境目50を割ったままで、悪い。
雇用も景気も不振。
FRBによる9月利下げを正当化する材料だが、金利が低下する中、株は急落。
ファンダメンタルズデータが、悪すぎるようだ。
さらに、賃金インフレは収まっていない。
利下げをすれば、インフレはさらに加速する。
さあ、FRBはいよいよ、板挟みだ。
今後の市場は、短く急落か、9月まで弱いか。
昨年のような、大暴落の再来は勘弁願いたい・・。