

NY金先物、大台の4000ドルをあっさり突破!(上 日足1年)
前回の3500同様、一旦休憩するかと思ったが、通過点のようだ。
当コラムで金を買え!と推奨し始めたのが2019年6月。
他にも2、3回、金についてこの月に書いた。参照されたし。
日本の金相場では、当時4700円だった。今は2万円、4.2倍となっている。
隔世の感だ。
さんざん、再三再四、「買え」と当コラムで言ってきた。
金を持っていないと、資産を防衛しきれない時代に入った印象だ。
今さら持っていない、と言われても、・・・。
そんな人は、もうサヨウナラ、だ。
本格的なインフレ相場、さらに今はドルへの信認低下、不信、が
相場を助長する。
資産価値の保存の対象、国家の準備金等、世界の巨大資金が
ドルで持つことをやめ、金にその代わりを求めている。
さらに、権威主義国たちが相場上昇を煽る動きもありそうだ。
これは、FRBそして日銀、ECBを始め世界の中央銀行たちが
プリントマネーを過剰に続けてきた、ツケ、とも言える。
世界の通貨のダイリューション(価値の希薄化)が止まらず、
通貨から富が逃げ、ダイリューションが起こりにくい貴金属へ
本格的に移り始めた。
金を買うマネーはいくらでもある、中銀が大量にプリントしたのだから。
足りなければ、さらにプリントすれば、よい(笑)。
金の急上昇はつまり、管理通貨制度の末路、不換紙幣の時代の終わり、を
告げているとも言える。
どの国の通貨も信用できない!ということだ。
最後、恐ろしい歴史の顛末を、我々は生きている間に
目撃せねばならないかもしれない。