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「既定路線ではない」12月利下げ @10月FOMC

FRBは29日、0.25%の利下げ決定。

 

さらに、量的緩和(バランスシート圧縮 上図)をやめるQT、を

12月とすることを決定した。

政府閉鎖中で足元経済の中身が分からないのに。

 

ばら撒き過ぎたドルを市場から回収してきたのを、

もう止める、ということ。

つまり、

インフレ圧力が今後も残るということだ。

 

 

しかし、記者会見でパウエル議長は、

「”次の12月も利下げ”、は既定路線ではない。」と

連続利下げを見込む市場予想の甘さに対し、明確に釘を刺している。

 

(画:日経)

 

Fedウオッチなどでは、12月利下げは9割以上の確率で

市場に織込まれていた。

今は75%程度に下がった(10/31朝)。

 

 

 

個人的には、利下げを続けて良い環境ではないとみていたので、

”ほら見ろ”、と言った感じである。

 

なぜ、政府閉鎖でデータが分からないのに

利下げを続けることが出来るのか。

 

 

 

雇用に悪化の兆しはあるが、景気は非常に強い。

アトランタ連銀の GDPNow では

7-9月期実質GDP予想は今、yoy+3.9%もの高成長だ。

 

 

インフレは落ち着かず、景気は株高のせいで強過ぎる。

利下げではなく、逆に利上げしてもよいくらいだ。

 

 

 

パウエルは、FOMC内でも意見が割れ、データは無いし、

・・訳が分からなくなっているのではないか?(笑)。